東京フレンチ最高峰のひとつと言われる老舗名店アピシウスを訪問しました。
われわれ高級フレンチなど行った経験はほとんどありませんし語る資格もありませんが、堂々と正統派フレンチの「おいしさ」を追求する店、そして何よりも記憶に残る店だと思います。
ここでは食べログメダルとかミシュランの星なんて全く関係ないと感じます。

- 日比谷の老舗フレンチの超名店アピシウス
- 昨年訪問の際は一生に一度来ようと言っていたものを、その素晴らしさが忘れられず2度目を訪れてしまいました。

- 店内はアールヌーボー風の重厚な造り
- 豪華さが嫌味なく、閉ざされた空間なのにさわやかな風が吹き抜けるよう
- 置いてあるナプキンを取ると皿の「A」の文字がおしゃれで期待感を盛り上げます。
- まずは極上のオリーブをつまみにシャンパンで乾杯

- 食事の最初に供されるアミューズ。聖護院かぶのポタージュ、複雑な味わいを振りまきつつかぶらしい香りの立つ一品。プロの味が最初の一皿からしっかりスタート。

- アピシウス伝統のフォアグラのテリーヌ ソーテルヌのジュレ杏のコンポート
- フォアグラの臭みの全くないのに濃厚な味
- 皿の彩もとても華やか
- 料理は基本スモールポーションで注文

- 旬の貝類のマリニエール プロヴァンス・オリーブオイルの香り
- アワビをはじめとする様々な貝の良いところだけを取り出したような一皿
- 下に広がるスープが魚介風味を損なわずフレンチソースの深い味わいを纏わせる

- 小笠原産母島の青海亀のコンソメスープ シェリー風味
- コラーゲンが口の周りにまとわりつくが心地よい香り。まるで個体ゼリーが飲めるといった不思議な食感でこれはイリュージョン。併せて出されるチーズ風味のブリニエールをかむと口の中に余韻がとんでもなく広がる。もの珍しさは全く関係なく、このおいしさは圧巻
- 捕獲量が制限されているため、文字通り孤高の一皿です。この一皿が忘れられず再訪を決めました。

- 富山産仔猪のコンフィとリー・ド・ボーをクレビネットで包み焼き
- 粗く刻んだ希少な肉が丁寧にまとめられ様々な食感と味わいが楽しめグレビネットがこくを添える。

- 海の幸のアンサンブル レモン香りの入り―ソースキャビア添え
- シェフの季節のスペシャリテ

- 食感や味わいはもちろん最上級ですが同時に目も楽しませてくれます。
- それら各要素がお互いに引き立てあいながらも素人にもわかりやすいおいしさをストレートに出しているところがアピシウスの素晴らしさ。

- そしてメインディッシュが終わった後がアピシウスの真骨頂

- デザート1、厳選チーズのワゴンが運ばれてきます。

- 固いものから柔らかいもの、すっきりしたものから香りの強いこってりしたものまでウェイターに助けてもらって3種選びます。
- 奥の籠には口直しの乾燥イチジク

- それぞれ好みのチーズ少しずつ3種選びました。
- タイプの違いを楽しみながら残ったワインを楽しみます。

- 本日賞味したコート・ド・ローヌの赤、Chateau de Tape Beauccastel2012、ソムリエチョイス
- ボトルワインは全て高価だが、その中では比較的リーズナブル。白ワインのテイストもある複雑な味で魚にも肉にも合うワインでした。ソムリエに感謝。

- テトは赤ワインの後、4.5Lデカボトルからポートワインを1杯追加
- ふだんは飲まない類の酒ですがデザートの味を引き立てます。

- チーズの後2台目ワゴンが登場
- パティシエ4人の競演のデザートワゴン

- 濃厚ながら上質な時間を噛み締められるスイーツの数々。少しずつ3種類ずつ選びました。

- 奥は胡椒のアイス、とがったバニラの香りとマッチ
- 手前のモンブランも季節を感じさせる風味が心地よい

- 更に更にコーヒーに併せて3台目のワゴン登場!

- 手前は白いクリームの食感が楽しい。奥の皿は小さなマドレーヌ。紅茶に浸けたら「失われた時をもとめて」を体験できたでしょうか?独特の香りが印象的。
- 手で頂く前提のためフィンガーボールがおかれます。

- マシュマロとオレンジピールチョコ
- 「A」の文字に映えピールの爽やかさと共にコースの最後を締めくくりました。

- 遅い時間になり周囲のテーブルは退出、贅沢な空間に満足感が暖かく広がります。

- 帰り道、日比谷のライトアップで食事の余韻にクリスマス気分のスパイス
Appendix

- ディナーで添えられるパンも楽しみのひとつ。
- 数種類の中から選べる。

- 最初にテーブルに置かれるオリーブがおいしすぎて昨年訪問時から強烈な印象が残っていましたが、実は市販されているものとのことで教えてもらえました。
- 売り切れも多いようですが、家でのパーティーでも使ってみたいと思います。
- アピシウスの料理はどれも再現不能というより、どうやって調理しているのか想像もつきませんが、これだけはアピシウスと同じ味を出せる?!

